クリニカルパス(クリティカルパスと呼ばれることもあります)とは、病気別、治療法別に、入院中に行われる検査、手術、処置などの医療行為や、食事や安静度など、患者さんの療養に関する予定を記載した計画表のことです。クリニカルパスを用いることで、患者さんがご自分の治療予定について知っていただき、医療者と情報を共有することができる、計画的に安全な医療を進める手助けとなる等の利点があり、全国の病院で広く利用されております。
しかし、クリニカルパスは、病院単位で作成されるもので、その内容も各病院で異なったものとなっております。細かい予定は、各病院により違うことがあっても、基本的な計画について、標準的なものを示し、一つの目安としていただくことは重要であると思われます。
そこで、厚生労働省研究班で、がん専門施設のクリニカルパスを集めて作成したパスデータベースと、パスを比較できる仕組みを整えたのち、がん治療を行っている施設が施設間で異なる項目などを多施設合同検討会で検討し、医学的な根拠を基に現時点で最も妥当であると考えられる処置や治療を掲載した基本パスを紹介します。詳しい作成方法等については、医療関係者の方へ「パスデータベース」をご覧ください。
ここに示す患者さん用パスは、医療者用に作成されたパスを元にできるだけわかりやすい表現に変えて作成したものです。
| 乳がん | 乳がん手術基本パス / 乳がん手術 各施設のパス |
| 肺がん | 肺葉切除基本パス / 肺葉切除 各施設のパス |
| 大腸がん | 結腸切除基本パス / 結腸切除 各施設のパス |
| 前立腺がん | 前立腺全摘術基本パス |